2014年2月10日月曜日

雑談 琉球古武術

沖縄古武術のトンファー(旋棍)
最近、時間さえあれば練習しているこれらの武器を紹介しよう。

それがこの→の画像の2つだ。

左がローチン、右がティンベー
左がローチン(小刀)右がティンベー(盾)
上の画像はトンファーと言うモノで、およそ45㌢程度の長さの棒の片方の端近くに、握りになる様垂直に短い棒が付けられている。
基本的には2本一組で、左右の手にそれぞれ持って扱う。
握り部分を持った状態では、自分の拳槌から肘を覆う様にして構え、私個人としてはムエタイの要領で相手の攻撃を受けたり、そのままパンチの様に繰り出して攻撃をしている。
さらに手首を返す事によりリーチを伸ばしたり、勢いでそのままトンファーを叩き付ける事も可能。持ち方を変えて鎌の様に扱う事も出来るので、まさに攻防一体の武器と言える。
元々は琉球民族が、農作業により収穫した小麦粉等を粉状に磨る際に使用する『石臼』の取っ手の『挽き棒』からヒントを得て発案されたと伝えられている。
対刀、対ナイフ等の所謂刃物を相手に想定してあるのか、昨今では鉄製やポリカーボネート製のトンファーも出回っている様だ。
諸外国に広めたのは日本の空手家という話・・・。


続いては一つ下の画像のローチンとティンベーだ。
こちらも2本で一組とされているモノで、およそ60㌢程度の手槍状の攻撃用ローチンと、こちらもおよそ60㌢程度の亀甲形の防御用ティンベー(盾)だ。
諸説あるが、一番有力な情報として、戦場に落ちていた折れた槍からヒントを得て出来たのがローチン。また、海亀を食した後に不要となった亀甲を余す事無く有効活用したのがティンベーと現在では伝えられている。(カマンタと呼ばれるお鍋のフタを使用していたとも伝えられているが・・・wwww)
西暦1400年をして、琉球万葉集にも登場するこの武具の歴史は本当に奥が深い。
古来の中国の歴史にも同様の武具があり、1400年当時から交易も盛んに行われていた事から、多分だが中国より伝わった武具なのでは無かろうか??と思われる。
戦術としては、相手の攻撃をティンベーで捌き、ローチンで突く・・・というのが、ベターとされているのだが、攻撃の型として相手の視界をティンベーで遮りつつローチンで突くというモノもある様だ。
さらにティンベーが亀甲形という事も相俟って、まず刃物が突き刺さらず、攻撃した相手の状態が必ず横に崩れるという相乗効果もあるらしい・・・。
こちらの武具も昨今では竹、皮合同製品が主流となっている様だ。

今の時期、寒い毎日が続いているが、私は敢えてこの武器や防具を用い、外で修行に励んでいる・・・寒空の下で当時の歴史を肌に感じながら体を鍛え、唯我独尊にフケる・・・wwwwww

皆も是非、自分が夢中になれるモノを探し、一心不乱に打ち込んでもらいたい。

私からはやはりこの『琉球古武術』がイチオシだ♪

0 件のコメント:

コメントを投稿